木楽木工房ブログ 2018.05.08
花梨(カリン)の小テーブル

▼花梨の小さな座卓をご注文いただきました。




▼もとはお店にあったこの板。80p×80pの正方形の板です。


▼お客様のご希望のサイズに端を切り落とし、落とした端もきれいに磨いてお渡ししました。そのままボードとして使うも良し、脚を付けて台にするも良し、です。


この花梨はタイ産の花梨でした。タイ産の花梨は世界で最も品質の良い花梨とされています。そのわけは……、

1、色が良い。
 非常に深みのある赤です。

2、木質が良い。
 削ったり切ったりなどの加工がしやすく、切ったあとの狂いも少ない材質です。また、虫穴があったり、皮の巻き込み(入り皮)などの傷もほとんどありません。

花梨は古くからチーク、ローズとともに世界三銘木のひとつとされていますが、現在は絶滅の危機を理由に輸出入禁止となっています。国内にあるのは大昔に流通したもののみ。木楽木工房の花梨もすべて古くに仕入れたものばかりです。花梨は非常に貴重な存在なのです。

ちなみに近年では、世界三大銘木を「チーク、ウォールナット、マホガニー」と称します。これは銘木の中でも流通可能なもの、大量に売り買いできるものを基準に定められたもののようです。本当の銘木という意味では花梨が今なお王様です。


一枚板の価格一覧はこちら(約400点)

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(10:30-18:00、大山)