木楽木工房ブログ 2018.07.07
無垢板カウンターと無垢板テーブルの喫茶店

 まもなく開店の新しい飲食店に、カウンターとテーブルを納品しました。ここ4、5年いろいろな飲食店に納品させていただいていますが、木へのこだわりという点で断トツナンバーワンのお店です。

▼まずはお店正面に天然のカーブを生かした栃(下段)と直線のけやき(上段)を組み合わせたカウンター。





 無垢一枚板を上下に使った贅沢なつくりのカウンター。こんな喫茶店は他に聞いたことがありません。

 長さは3400oあります。幅は下段の栃が広いところで600mm、上段のケヤキが360oです。

▼お店の奥には花梨の大テーブル。花梨のコブをスライスして作った一枚板です。


 これだけ大きなコブができる花梨の木ですから、樹齢1000年は超えていたと思われます。

 テーブルは通常、長方形がふつうですが、こちらは珍しい楕円形。この形はテーブルに着く人数を限定しないため、喫茶店には最適の形です。また、1400o×1000oという大きさも、大勢で座ったときに余裕のあるサイズです。

 写真では三点脚を組み合わせてありますが、埋め込み式の短い脚もご用意いたしましたので、座卓としてもご使用いただけます。

 花梨は約30年ほど前にタイ、ミャンマー、ベトナムなどの産地から保護を目的に伐採も輸出入が禁止になりました。いま物流しているものはほぼ偽物と言っていいでしょう。今回、納品した花梨は45年前に購入したミャンマー産の花梨です。非常に貴重な一品です。


▼花梨の手前は大きな生き節のある大杉の一枚板。


 伐採したときに生きていた節が生き節です。生き節は板を乾燥させた後も抜け落ちずそこにとどまり、美しい模様となります。

 長さ2400o、幅1100o、厚み80mmの圧巻の一枚です。今年収めた中で最も大きなテーブルでした。裏も無傷ですので、裏側を使うこともできます。ぜひともお店の模様替えに役立てていただきたいです。組み合わせた脚はヒノキの三点脚。


まわりに8脚並べた椅子は背もたれが内側に湾曲しつつ外側にも反る三次元曲げの作りになっています。背中がぴったりとフィットする”背中で座るイス”。座り心地がとてもよくていつまでも座っていたくなる椅子です。材質はナラの無垢材です。

 喫茶店は7月中旬以降にオープン予定。場所は千葉県野田市上花輪です。オープンしましたらまた詳しい住所等、こちらのブログでお知らせいたします。こりにこったメニューを出すお店とのことですので、どうぞご期待ください。


一枚板の価格一覧はこちら(約400点)

▼店内動画はこちら




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(10:30-18:00、大山)